2016年 03月 21日
これからは
いよいよ娘が東京に出発する日が、近づいてきました。
2月頃、引っ越しの段取りを考えると、頭がパンクしそうになりました。
娘は今、神戸に住んでいます。
臨時休業はしたくない。でも、娘が一人でできるとは思えない。
どうしよう?どうしよう?
娘に電話をしてみると、「全部、会社がしてくれるねん。」
「ホッ。」としたのですが、暫くしたら「もう、私がいなくても、生きていけるんや。」と思い、たまらなくなりました。
4年前大学入学を機に、娘を家から出した時は寂しいなんて全く感じませんでした。
「もっと働かんなあかん。」そう思いました。
一昨年スコットランドに留学した時も超円安だったので「もっともっと働かんなあかん。」と思いました。
「私が働かんな、誰が働くねん!」そんな感じです。
「私がいなければ、娘は生きていけない。」そんな思いが私を奮い立たせていたのです。
子供を自立させることは、親の責任。私は23年間かかって責任を果たしたのです。
開放感と喜びで満ち溢れているはずなのですが、私の心の中は穴が開いたようになってしまいました。「私はもう必要とされていない。」
3月になり桜の蕾がシッカリと色付き始め、アプローチの黄色い水仙が咲き、娘の出発の日が近づき、「いろいろ考えてってしょうがない。慣れるしかない。」そう思えるようになって、心安いお客さんに、そんな私の情けない気持ちを話せるようになりました。
「これからは私達のために店を開けてや。」
「私で良かったら、ずっと来るで。」
12年間支えてくれたお客さんたち。これからは、このお客さんにのために店を続けて行こうと思います。
オニユリのように、何処にでも根をはり強くなれ。私の願いは叶えられたようです。
私達親子の財産「大きな夢と強い心」これを絶対に手放さないように。
これさえあれば、どんな困難も乗り越えられるはず。
by peace3126
| 2016-03-21 15:31
| 日記(日々更新)