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あとがき

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休みの日の夕方。夕飯をたべるには、少し早い。散歩するには陽が高い。こんな時は読書です。

竹田津実の写真集「AFRIKA」
アフリカの大自然と、そこに生きる動物達。何度観ても飽きません。
私は本のあとがきは、ほとんど読まないのですが、尊敬する竹田津先生の書かれたモノだし、この本は娘が初任給で私にプレゼントしてくれたモノなので、読むことにしました。

あとがきのタイトルは「アフリカの水」
「なぜかくも長くアフリカ通いが続いたのだろうと自問することがある。アフリカの毒というものがある。アフリカの水と表現する人もいる。アフリカの大地に立った者、アフリカの水を飲んだ者は再びアフリカに帰ってくる...というのだ。確かに私が知る限り、アフリカの旅が一度で終わった人はほとんどいない。」
なぜだろう?竹田津先生の答えはこうでした。
「なつかしさではないか。かつて私たちは貧しかった。・・・・・私たちは持てる者をうらみようがない。だって皆、貧乏だったのである。ないないづくしの代わりに自然はどこにでもあったし、競って消費すべきものがなかったので時間は無限にあった。そのためか、子供であった私たちには明日があった。
明日になれば、と確固としたものは持っていないのに、夜が来て朝になる希望に胸ふくらませたものだった。

私もそう思います。日本は便利なモノを得た見返りとして、大切な物をたくさん失っています。
終わりの無い競争の波に飲み込まれて、相手に勝つために、大切な子供の時期の時間を失い、睡眠時間を削り、疲労して。
明日になっても、競争は続き、それどころか、明日と今日の境も曖昧になってしまっています。
アフリカには、陽が昇ると始まり、陽が暮れると終わり、全てはリセットされる、太陽と行動を共にする生き物らしい営みがあるのでしょうね。

興味深いのは、竹田津先生のアフリカの初めての旅のガイドが、「沈まぬ太陽」のモデルとなった小倉寛太郎さんだったこと。
「沈まぬ太陽」でのアフリカの描写と、この本の写真が重なりました。
そして、この本を出版するにあたって、お世話になった方々と、この本を買った方々に、お礼の言葉が書かれていました。
「この高い値段の本を手にとってくれた方々に心からお礼を申し上げます。」と。





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by peace3126 | 2016-08-19 15:20 | 日記(日々更新)