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盗み聞き

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雨上がりの休みの日、奈良公園、二月堂に散歩に行きました。
敢えて少し離れたコインパーキングを選び、ぶらぶらと散歩しました。
空気も木々の緑も前日の雨に汚れを洗い落とされて、とてもきれいでした。
何処を歩いても、何処に目をやっても絵になる風景です。

二月堂まで登り持参の水筒で一息つき、お気に入りの空気と景色の中に身を置き、忘れたいことを捨て、大切なことをもう一度しっかりと胸の奥にしまい込む。私にとって二月堂はそのための場所です。
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何組かの観光客が来ていました。ガイドさんを同行しているグループがいて、私も説明を盗み聞きさせていただきました。
二月堂の前にそびえる立派な杉の伝説です。
昔、近江の国、滋賀に仲のよい夫婦がいました。二人には子供が有りませんので、毎日毎日、観音様にお願いしました。すると二人には男の子が産まれました。
観音様が授けてくださったのか、二人はお守りに小さな金の観音様を作り、その子の首にかけて大事に育てました。
ある日、畑で仕事をしているとき、突然大きなワシが現れ、木陰で寝ていた赤子をさらってしまいました。二人は必死で追いかけましたが、とうとうワシは見えなくなってしまいました。
ワシは奈良まで飛んでゆき、二月堂の下の杉にひっかけてその赤子を食べようとしましたが、その子の胸のあたりから後光が射してワシの目がくらみ食べることが出来ず、飛び去っていきました。
その杉にひかかっている赤子を見つけたお坊さんがその子を降ろして見ると、懐に観音様のお守りが入れてありました。
その子は良弁と名づけられ、後に立派なお坊さんになり東大寺の建立に力を尽くしました。
ワシにさらわれてから30年間、全国を探し回っていた母親とも杉の木の下でめぐり会い二人は幸せにくらしました。
その後、杉の木は「良弁杉」と名付けられました。

最近、気づいたことは自分の無知と世界の狭さです。
盗み聞きとは言え、少し賢くなることができました。




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by peace3126 | 2016-10-06 12:10 | 日記(日々更新)