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珈琲豆を取り巻く環境

今年の春ぐらいから、新聞、TV等で「モカ・マタリが無くなる。」というニュースがよく取り上げられ、ついに、無くなりました。
原因は残留農薬です。二度にわたり、農薬が検出され、日本が輸入を拒んだために、国内の在庫が底をついたのです。
普通は、一度農薬が検出され、輸入拒否されたら、次回は出ないように注意するはずなのに、どうしてだろう?と思いませんか?「せっかく、生産した物が売れないなんて・・・」って思うはずですよね。
生産国が、農薬について注意を怠るのは、国により農薬の規定に違いがあるからです。欧米は日本に比べてその規定が甘いのです。ですから、日本で拒否された珈琲豆でも、欧米に輸出すれば、OKというわけです。「うるさくいうなら、他の国に売るからいいよ~」って感じです。
モカ・マタリが消えたことで、市場全体の珈琲豆の量は減りました。それによって、幾分かの便乗を含んだ価格の値上がりが起こります。

2・3年前は、インドネシアの珈琲豆が残留農薬、地震・津波による収穫の減少で値上がりしました。その後、燃料等の経費の値上がりがあり、価格は下がらないままです。

穀物燃料の政策も、珈琲豆の生産に大きな影響を与えています。珈琲の栽培をやめ、燃料作物の栽培に切り替えたり、完全に切り替えないまでも、農地の幾分かを、燃料作物のために使うので、珈琲の木は今までより、狭い農地に詰めて植えられます。そうすると、珈琲豆の品質は悪くなってしまいます。

暗いことばかり、書いてしまいましたが、そんな状況の中でも、できるだけ質の良い、価格の妥当性のある珈琲豆を、扱っていきたいと思います。
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# by peace3126 | 2008-11-23 21:53 | 日記(日々更新)

頑張れることがあるだけで幸せ

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「がんばれることがあるだけでしあわせ」・・・この言葉は私が10代の時のバイトの先輩が、最近メールでくれた言葉です。
彼は、「吉岡萬理」といい陶芸家です。現在テレビCMで彼の作品はいくつか登場しています。でも、彼は世間でいう「大切なもの・・・地位や名声」に囚われることなく、「がんばれることがあるしあわせ」を感じて陶作をしています。

私の娘は、現在高校1年生で、どちらかというと進学校と呼ばれる高校に通っています。去年の今ごろは、その高校の前を車で通るたびに「どうか合格させてください。」と手を合わせたものです。

なんとか合格はでき、喜んだのもつかの間、入学してからの、この半年はテストと宿題に追い立てられる毎日です。そして、先日、進路選択がありました。2年生から、来るべき受験に向けて文型か理数系かを選択しクラス編成がされます。娘は文型であることは間違いないので、そのように選択したのですが、15、16才で将来につながる選択を迫られ、娘はかなりしんどそうでした。

「やりたいことが判らない。」そう言って、泣いたりしていました。そんなの、当たり前ですよね。これから、いろいろな人に出会い、いろいろなモノを見て、刺激を受けて成長しながら、世間を知っていくのですから。

私は高校を卒業してからも、やりたいことがなかなか見つからず、身もだえするような日をかなり長く過ごしました。そして、いろいろな仕事をしました。今の店「PEACE PEACE PEACE」を始めたのは37歳の時です。高校卒業から20年後です。
「頑張れることがある幸せ」・・・本当にその通りです。「娘よ、大いに悩め、苦しめ」

今日は、娘のクラブが無かったので珍しく、一緒に出かけました。行き先は大和郡山の箱本館の「手仕事市」です。たくさんの作家さんがその作品とともに出ておられました。どの方も「頑張れることがある幸せ」を、知っておられるのでしょうね。

写真は、吉岡萬理氏の作品と「手仕事市」で購入した品々です。
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# by peace3126 | 2008-11-16 21:01 | 日記(日々更新)

0.5の違い

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ある日、「あ~今日は暇やなぁ~」と思いながら、珈琲ミルの目盛の部分をグルグル回し掃除をしました。
その後に、常連さんが入って来て、いつもの珈琲をいつものように淹れました。2,3口飲んだ後、その常連さんが「この珈琲、薄いで」とおしゃいました。
私は驚き、珈琲の淹れた後のカスを見ました。量もいつも通り、状態もほぼ平ら。私は「そんなことはないと思うんですが」と応えました。でも、もう一度「いや、薄い」とおっしゃいました。
「あっ!」と思い、ミルの目盛を見てみると、0.5だけ粗目の方にずれていました。
素直に謝り、「淹れ直します。」と言ったのですが「いいわ」との返事。

この方は40年以上珈琲を飲んでいて、初めて飲んだ珈琲は80円だったそうです。今の物価に換算すると1000円ぐらいではないかとうことです。

毎日、同じ仕事をしている私は、目盛を確認するという、極簡単な作業をなおざりにしていました。
ちょっとしたことで珈琲の味は、良くも悪くもなるのです。

こんな常連さんがいるなんて、本当にありがたいです。

画像は、0.5の違いで挽いた珈琲の粉です。
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# by peace3126 | 2008-11-06 21:12 | 日記(日々更新)

余計なことはしない

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上の写真は、食パンの捏ね上がりの状態です。パン作りのテキスト等を見ると、生地が滑らかになるまで捏ねると書かれていますが、私は材料が均等に混ざり、粉と水が馴染んだら、捏ね上がりとしています。その後、20分ぐらい放置し、生地の表面が張るように、一度だけ捏ねると、生地はツルッした状態になっています。フォトアルバムの2番目の写真がその状態です。この状態から一晩の長い発酵に入り、生地が自然の力だけで出来ていくのを手助けします。

パンの生地は小麦粉の中に含まれるグルテンという成分が、水を媒体として繋がることによりできるのですが、このグルテンという成分は、水と合わさると自然に発生します。でも、副材料を多く入れたり、時間の短縮など作り手の都合が有る場合は捏ねるという作業を多くし、強制的にグルテンを発生させます。

私は、食パンに限らず、珈琲豆もお菓子も「作る」という意識をできるだけ持たず、そのモノがなろうとする姿に「手助け」するという気持ちを持った方が、素材の個性を引き出せると思います。

追記:雨の日のパンは美味しいです。


「Nara Smaile 11月号」というフリーマガジンに掲載していただいています。
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# by peace3126 | 2008-10-31 20:55 | 日記(日々更新)

更に「美味しい珈琲」のための条件を考えてみました。

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美味しい珈琲を淹れるためには、ドリップのコツだけでなく、いくつかの条件があります。
今回はそれを考えてみました。


豆について
・良質の珈琲豆を使う。
・適切な焙煎がされている珈琲豆を使う。
・焙煎してから、適度な熟成期間を経た珈琲豆を使う。
・管理状態の良い豆を使う。
・敵切な挽き具合の豆を使う。
(細か過ぎるとエグ味が出る。大き過ぎると旨味を出し切れない。 豆の状態で購入していただいているお客さまには、挽き豆のサンプルを差し上げますので、遠慮なくお申しつけください。)

水について
・日本の水道水は軟水で珈琲を淹れるのには、適しているといわれています。しかし、水    道水を使った時より、浄水器を通した水で淹れたときの方が、格段に味も香りも優れて     います。
・ピースでは、磁気水を使っています。
水道水で珈琲を淹れるときは、3分ほど沸騰させてから使うと、塩素が抜け良い状態の     お湯になると思います。  
     

ペーパー、フィルター
・ペーパーは以前、このブログで紹介しましたが、メリタ社のものがオススメです。
紙質がしっかりしていて、湯をしっかりと保持するので、よく蒸れます。
・フィルターも、やはりメリタ社のものがオススメです。特徴は1ツ穴です。


 ドリップポット
・細口のものが良い。
(細いお湯を出しやすい。)


豆については、他の条件とは違い、かなり多様な要素が絡んできます。
農作物であるため、毎年、出来具合は違います。(ある程度の水準以上の豆を仕入れていますが・・・)  また、収穫後の時間の経過でも違いは出ます。
豆の状態を考慮して焙煎をするように心がけています。


気持ち
・「美味しく淹れたい」この気持ちが一番です。

以上が私が今、思いつく「美味しい珈琲」を淹れる条件です。



「Nara Smile」というFREE MAGAZIN(11月号)に掲載していただいています。
    
   
 
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# by peace3126 | 2008-10-26 14:39 | 日記(日々更新)