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椿に魅せられて。

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先週に続いて加茂町恭仁京近くにある山口椿園にお邪魔しました。
1週間前と違い気温がぐっと上がったお陰で美しく咲いた椿の花をたくさん観ることができました。

椿の花を見せていただくだけでなく、今回は椿園内の自然の営みを木蓮の下のベンチで、ゆっくりとたくさん話していただくことができました。
自然は面白い。と。
数本並ぶ檜を指を指され「あの檜は以前はもう一本あった。台風で一本が倒れた。そしたら、その横にある違う木が一気に大きくなった。近くに大きいヤツがいる内はジッと我慢をしているけれど、いなくなるとここぞとばかりに大きくなる。」
ミツバチの巣箱に目をやられ「日本ミツバチの蜂蜜を食べたら、他の蜂蜜は食べられない。それはそれは美味しい。
5月頃に分蜂する。ブーンブーンと気配のような音ようなモノを感じる。そしたら、あっ、今日辺り分蜂する。って思う。
たくさんのミツバチの群れはまるで黒い雲のような大群で空を舞う。新しい巣が見つかるまでは木の枝の又に大きな塊になりぶら下がっている。」

自然を楽しみ、自然と闘い、自然を生かす山口椿園の生活。
だからこそ、ここの椿は他の椿、他の花と違うパワーを持っているのではないでしょうか。
山口椿園の椿は咲かされているという感じがないのです。花が自らの意志を持ち咲き方を決めているように感じるのです。
屋外の桜、木蓮、桜草、温室内の椿、全てが静物とは思えない、しっかりとした気配が有るのです。

そして私がこの日、山口さんから一番印象に残った話は「椿は実生では親木と同じ花は作れない。種を蒔いても親木と違う花が咲く。だから、接ぎ木で増やしていく。椿は親と子は違う。」

山口さんは歳をとられ、三年前から接ぎ木は止めたそうです。今ある苗が無くなったら椿園は終わりになるそうです。
私は山口さんの椿に対する数々の知識、技術そしてこの椿園を継承して行く方法がどこかにないだろうかと、木蓮の木の下のベンチを思い出しながら、あの日からずっと考えているのです。




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by peace3126 | 2018-03-23 16:38 | 日記(日々更新)