2018年 08月 23日
トースト その2
先回の投稿からちょっと日が開いてしまいました。
少しずつ新しいメニューを作っているのですが、手直しの連続でなかなか完成に至りませんでした。
やっと全てのページが出来上がったので、後はパウチをするだけです。
新しいメニューと格闘している時、私よりウンと若いお客様から質問され、回答とまではいきませんが、私なりにお話をさせていただく機会がありました。
1.この店をやろうと思ったきっかけ、理由。
2.店を長く続けて行く秘訣。 質問はこんな感じです。
1.の質問に対して。
私は30代で体質の変化で、急にアレルギーが酷く出るようになり、喘息と蕁麻疹に悩まされました。
咳で肋骨を3回折っています。
食品を購入する時に原材料、添加物もチェックするのですが、これが全然当てになりません。
それで、自分で食べる物は極力自分で作ろうと思い立ったのです。
丁度娘が小学校に入学した頃だったので、娘が友達を連れて来ると、作った物をオヤツとして、出していたのです。
子供はとても正直なので、その反応がとても勉強になるのです。
「おいしい!」っと言ってもらった時の喜び。この「おいしい!」と言う言葉は魔法の言葉です。
学生時代、飲食店でアルバイトをしていた時の楽しさを思い出しました。
そして、たびたび私が口にする「所詮人間、あれやこれやできるはずがない。何か一つ得意な物があれば生きていける。」
メニューの種類を極力絞り込み、ハズレを無くす。
2.の質問に対して。
これは、ただ潰れていないだけです。とお答えしました。
どちらも多少、的外れで期待された答えではなかったかもしれません。ごめんなさい。
私はこのお客様とお話をさせていただいて、とても大切なことに気づいたのです。
この店を始めて14年8ヶ月が過ぎました。私は14年8ヶ月前に夢を叶えたのです。
でも長く店を続けていると、そんなことを忘れてしまい、拘束時間の長さに苦しめられ辟易とし、自由な時間の多い人達が良く見えたりして、店を重荷に感じることさえありました。
でも、今回お客様が質問してくださったことがキッカケで私は「夢を叶えている。」ということに気づいたのです。
私は夢を仕事にできているのです。
今回のメニューはトーストの種類を増やしました。
私が作った食パンの美味しさを存分に知っていただけたらと思います。
by peace3126
| 2018-08-23 14:51
| 日記(日々更新)